今思うと、とても危険な旅

大学生一年生の時に、苦労して免許書を取りました。そして大学二年生の冬に帰省をしたときに、友達二人を連れて、私と三人でドライブに出掛けました。父は、他の人を乗せて、危なっかしいから、ドライブなんか行かなくてもいいと、何度も、すこし怒った様子で言っていました。

それよりも、私は友達とドライブに行くことが楽しみで、父の言うことを適当に聞いて出掛けました。他の友達もいざというときは、運転できるし、何とかなると思ったのです。そして、当日母の車を借りて出掛けました。ドライブするといっても全く、当てがなかったのですが、兎に角、西へ走ってみることにしました。そうして走っている、1時間、そのまま国道を通るか、島へ行くという選択肢が出てきました。私たちは、色々と話して、行った事のない、島、大島に行くことになりました。

島は、海が見えて、とても開放的で、その時の私たち3人にぴったりの場所だったと思います。島に入ってみると、今までとは全く違った様子で、道も狭く、殆どペーパードライバーの私には焦る場所ばかりでした。友達も、大丈夫?変わろうか?と心配してくれたり、大丈夫よ、頑張ってとどきどきしている、私を慰めるように、励ますように言ってくれました。

そんな道も何とか超えていくと、海がよく見渡せる場所に着きました。そしてそこで、休憩をすることにしました。そして休憩をしていると、地元のおじさんに声を掛けられました。話していくうちに、話が進み、ご飯を食べにおいでといわれ、誘われるままに着いて行きました。

ついてみると、とても風情のあるおうちで、火を囲んで魚を焼いてくれたり、地元のお酒を勧められました。そして色んな話をして、とてもいい時間をすごしました。その後、住所を頂いて、その家を後にしました。

その頃は、まだ携帯が普及していなくて、私たちは勿論持っていませんでした。家に戻ったのは、8時を過ぎていました。私は父に、他の人を連れて、車でそんなに遅く帰ってきて、何を考えている?といって叱られました。

今思うと、とても危険な旅だったと思います。良く知らない人の家についていき、食事をご馳走になった事だと思います。でも、何もなく終わり、今でも、大島と聞くとそのときの事を懐かしく思い出します。